朝、目を覚ました瞬間に今日をどう過ごすかを決めなくてもいい日がある。
カーテンの隙間から差し込む光は、急かすでもなく、導くでもなく、ただそこに在る。
この町では、朝は「始まり」ではなく整っていく途中の時間として存在している。
Rentavillaから始まる今日は、コーヒーを淹れるかどうかも、散歩に出るかどうかも、この時間では決めなくていい。
ウッドデッキから望む雄大な浅間山を眺めるR-villa OHK E-20
コートハウス950から輝く水面を求めて歩く御影用水
遊歩道を散策したら自然と深くなる呼吸と静かに過ぎていく時間が、昨日の思考をゆっくりとほどいていく。


ただここに在るということ、それだけを十分に感じるということ。
忘れがちでも大切なこと「ただ在る」それだけでいい。
そこに触れた時、一日はもう十分に始まっている。
気の赴くままに木の匂い、土の匂い、生き物の気配。
いつもと違うそれらに癒されたなら美味しいコーヒーを飲みに出かけよう。
この小さな美しい町は素晴らしいコーヒー屋さんが至る所に存在する。
その一つ、Mz COFFEEラボ
小さな隠れ家は国際色豊かなお客様でいつでも賑わっている。
テラスのベンチで木漏れ日の輝きに目を奪われ、漂うコーヒーの香りに癒され、風の流れる音、豆が砕かれる心地よいリズム
店主の心地よい声…
意識の外で無意識に行われるチューニング


気が向くままに、車窓から眺めるは変化に富んだ景色たち。
変化とはダイナミックなことばかりではない…そんな大切なことまで当たり前に与えてくれる、そんな時間が流れる町。
ただ在ることを確かめに、もっとゆっくりもっと静かに…
空気の流れる音さえとらえることができる、軽井沢千住博美術館へ。


(撮影:阿野太一 ©軽井沢千住博美術館)
この町が育った背景が、多くの美術館を要する理由なのだろう。
併設された名店ブランジェ浅野屋で明日の朝食を選んだら、朝の景色に帰ろう
違う顔をした同じ景色が待っている。


(画像提供:株式会社浅野屋)